出産から3年半。いまだに産前の体型には戻っていません。共働きで子育て中のまぴちゅー(妻)です。
「産後は母乳を与えていたら痩せる」などと言われていますが、8kgほど増加した体重は6kgほどしか減らず、今でも2kgほど妊娠前より重いです。
とはいえ、産前のBMIは17程度と痩せ気味。現在はBMI19程度なので、標準的な範囲に収まっています。子どもと暮らす毎日を考えると、今くらいの体重や筋力があったほうがいいのかもしれない。そう思うようになり、いつの間にか産後ダイエットへの熱意も薄れていきました。
体力についても、産後1年ほどは以前より疲れやすく、何かとバテ気味でしたが、ピラティスを始めたこともあってか、出産から3年が経つ頃には、むしろ産前より体力がついたように感じています。そう考えると、結果オーライなのかもしれません。
ただし、体重や体力の問題とは別に、どうしても気になった変化がありました。
それは、二の腕が一回り大きくなったこと。
以前は普通に履けていたジーンズが入らなくなったときには、「このまま体型が戻らなくなってしまうのでは……」と危機感を覚えました。
産前の体型に完全に戻すことが目的ではないけれど、できることなら、もう少しすっきりした体に戻したい。
そんな思いから、産後に取り組み始めたのがピラティスです。
今回は、私がヨガではなくピラティスを選んだ理由と、実際にスタジオに通ってみた感想について書いていきます。
ヨガにするか、ピラティスにするか?
産後、体型を戻すために、ヨガにするかピラティスにするかで悩みました。妊娠する前から本を読んだり、YouTubeを見たりして、ヨガに取り組んでいました。体がほぐれる感じがするのが、デスクワークで凝り固まった体には気持ちが良かったからです。
しかし、産後はヨガのような体をアクロバティックな動作が厳しいと感じたことと、ゆるゆるになった体型のため筋力をつけたいと考え、ピラティスを検討し始めました。
そもそもなぜピラティスなのか。最近、芸能人やインフルエンサーもこぞってマシンピラティスをしている姿をSNSでよく見かけます。おしゃれなウェアを着て、洗練されたスタジオでトレーニングをする。そんなキラキラしたイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。もちろん、私もそうしたイメージをもっています(笑)。
ですが、私がピラティスに興味を持ったきっかけは、実は10年以上も前となります。仕事の関係で、ピラティスを知る機会があったのです。
ピラティスは、第一次世界大戦中にドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が負傷兵のベッドでのリハビリとして考案されたと言われています。華やかな美容法というよりも、体を鍛え、機能を取り戻すためのトレーニング。そんな印象を持ったのを覚えています。
さらに、私の中でそのイメージを強くしたのが、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)です。
トム・クルーズ主演のSFアクション映画で、『プラダを着た悪魔』のエミリー役で知られるエミリー・ブラントがヒロインを演じています。
過酷なアクションシーンやパワースーツを装着しての演技に備え、体づくりに取り組んでいたという話を知り、私の中ではピラティスが「負傷兵のリハビリ」や「ハードなアクションに耐えられる体づくり」と結びついていました。
今どきのキラキラしたピラティスのイメージとは、ずいぶん違いますよね(笑)。
実際に、現在ではアメリカ海軍などのトレーニングでも導入されていたりするようなので、体づくりにおいてはお墨付きなのではないでしょうか。
そんなこんなで、ピラティスに興味を持ち、まずは教室に行ってみようと考え体験に行きました。
マットピラティスとマシンピラティス、どちらを選ぶ?
ピラティスには、大きく分けてマットの上で行う「マットピラティス」と、専用の器具を使う「マシンピラティス」があります。
マシンピラティスというと、専用のマシンを使ってトレーニングするイメージが強いかもしれませんが、ヨガのようにマットを敷いて行うスタイルもあるのです。
私がスタジオを探すうえで重視したのは、週1回程度は自宅から徒歩15分程度で行ける教室に通いながら、それ以外の日は自宅でも運動を続けられることでした。
子どもがいると、自分のために使える時間は限られます。毎日のようにスタジオへ通うのは難しいので、家でも取り組める方法が理想的だったのです。
その点、マットピラティスなら、基本的にはマットを敷くスペースがあれば自宅でも実践できます。
また、当時いくつかのスタジオを調べてみたところ、私が見た範囲では、マシンピラティスのほうがマットピラティスより月額料金が5,000円ほど高いところもありました。
継続することを考えると、費用も気になるポイントです。
もちろん、料金はスタジオやプランによって異なりますが、通いやすさや自宅での続けやすさも考え、私はマットピラティスのクラスがあるスタジオを探すことにしました。
いざ、マットピラティスを体験
私が申し込んだのは、15人程度が参加するグループレッスン。1回約1時間のマットピラティスでした。
体験当日は、インストラクターからマットピラティスとマシンピラティスの違いについても説明を受けました。
マットピラティスは、基本的に自分の体重を支えながら動くため、動作によっては筋力や体幹の安定性が必要になります。一方、マシンピラティスは、専用マシンのスプリングなどを利用して体の動きを補助したり、負荷を調整したりできるのが特徴です。そのため、マシンを使うことで動作を行いやすくなる場合もあり、筋力や体幹に自信がない人でも取り組みやすいと感じました。もちろん、マシンを使えば必ず簡単というわけではなく、どちらも動作や設定によって難易度は変わります。
参加者の年齢層は20代から50代くらいまでと幅広く、女性が多め。ご夫婦で参加している方や、奥様に勧められて通い始めたという男性もいて、想像していたよりもさまざまな人がいました。
ピラティスというと、若い女性が中心なのかなと思っていましたが、年齢や性別を問わず取り組めるエクササイズなのだと感じました。
そして、いよいよレッスン開始。
1時間しっかり体を動かしましたが、激しく動き回るような運動ではありません。ゆっくりと動作を繰り返しながら、どこの筋肉を使っているのか、体がどう動いているのかを意識していきます。
一見すると地味な動きでも、正しいフォームを意識すると、思った以上に集中力が必要です。
息が上がるような激しさはないものの、終わったあとは心地よい疲労感がありました。
そして、運動そのものと同じくらい魅力を感じたのが、自分の体と向き合うための1時間を持てたことです。
産後半年ほどの時期は、毎日が子ども中心の生活。自分のことはどうしても後回しになりがちでした。
そんななか、1時間だけでも自分の体の動きに集中し、じっくりと体を動かせる時間がある。それが想像以上に心地よかったのです。
体型を整えるために始めたピラティスでしたが、運動そのものだけでなく、自分のための時間を確保できることにも大きな魅力を感じました。
こうして、体験レッスンを終えた私は、そのまま入会を決めたのでした。
ピラティスに通って変わったこと
スタジオには、約1年間通いました。
ただ、通わなくなった理由は、ピラティスが合わなかったからではありません。
なんと、スタジオが雨漏りによって使えなくなってしまったのです。
しかも、返金対応もしてもらえず……。
せっかく続けていたのに、まさかそんな理由で通えなくなるとは思いませんでした。運営への不信感もあり、結局スタジオを辞めることに。
スタジオ選びは、レッスンの内容や料金だけでなく、運営面も大切なのだと身をもって学びました。
このあたりの詳しい話は、また別の記事で書きたいと思います。
とはいえ、スタジオを辞めたからといって、ピラティスそのものをやめたわけではありません。
今でも自宅でピラティスを続けています。
産前の体型に完全に戻ったわけではありませんが、産後に感じていた体力の低下は改善し、以前より体力がついたようにも感じていますし、今では産前の痩せ気味の体型よりも今の方が好きと思えるようにもなりました。
体型を戻すことだけが、産後の体づくりのゴールではないのかもしれません。
無理に体重を減らすことよりも、日々の生活を元気に過ごせる体をつくること。子育てや仕事をしながら、自分の体をいたわる時間を持つこと。
今の私にとって、ピラティスはそんなことを大切にするための習慣になっています。
それでは、ごきげんよう。

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